繊細な物語と美しい作画で有名だった漫画家・笠井スイ先生。
2025年9月12日に訃報が報じられ、多くのファンからは悲しみの声が寄せられています。
そんな笠井スイ先生は闘病中だったという噂もあり、どういう病を患っていたのかが気になるところです。
そこで今回の記事では、笠井スイ先生のプロフィールを紹介すると共に、闘病中の出来事や同棲中のパートナーについても紹介します。
笠井スイのプロフィール

まずは、笠井スイ先生のプロフィールを見ていきましょう。
【名前】 笠井スイ(かさい すい)
【本名】非公開
【生年月日】1984
【年齢】41歳で没(2025年9月12日)
【出身地】長野県
【職業】漫画家
【代表作品】ジゼル・アラン/名もなき羊たちの町/マリア様のいない町
幼少期から創作意欲が強かったという笠井スイ先生。
中学時代には、漫画のコマ割りや物語作りにも取り掛かっていたのだとか。
笠井スイ先生の描いていた物語は、幻想的な世界観が魅力のひとつ。
長野県という自然豊かな土地で生まれ育ったからこそ生まれたものだったのかもしれないですね。
笠井スイの経歴

続いて、笠井スイ先生の経歴を見ていきましょう。
- 2007年:同人誌で活躍を始める
- 2008年:読み切り漫画『花の森の魔女さん』で漫画家デビュー(『Fellows!』創刊号)
- 2009年:連載作品『ジゼル・アラン』がスタート
- 2010年:東京・神保町にある三省堂書店で原画展を開催
- 2012年:双極性障害のため、創作活動を一時休業
- 2018年:『名もなき羊たちの町』『マリア様のいない町』を刊行
- 2025年:個展「私家版鳥類図鑑」を開催
先ほども少し触れた通り、学生時代から漫画家を目指して地道に活動をしていた笠井スイ先生。
読み切り漫画『花の森の魔女さん』で漫画家デビューしてからの3年間は、順調な滑り出しを見せていました。
ただ、その中でも『名もなき羊たちの町』『マリア様のいない町』といった有名作品を世に輩出してくれたのです。
生まれてから死期を悟るまで、創作意欲は途切れなかったのですね。
連載中だった『ジゼル・アラン』についても、物語の執筆活動はやめなかったのだとか。

残念ながら、物語の完結には至りませんでした。
ですが、気になる方は一度目を通してみてくださいね。
笠井スイには病歴も

笠井スイさんには病歴があります。
それは、双極性障害Ⅱ型というものです。
双極性障害Ⅱ型とは、
軽躁状態と抑うつ状態を繰り返す気分障害
です。
強く長く続きやすい無気力・自己否定感・集中力低下などが症状として挙げられます。
病の発症のきっかけは「ストレス」「生活リズムの乱れ」「遺伝的要因」などが挙げられるようです。
漫画家は笠井スイ先生に限らず、生活リズムが乱れがちな職業として知られています。
普段から納期を気にして執筆活動をしなければならないため、負っているストレス量も尋常ではないのでしょう。
だからこそ、漫画家は短命という噂まで挙がってしまうのかもしれません。
笠井スイ先生の直接的な死因は明かされていません。

したがって、双極性障害Ⅱ型を患っていたことが直接的な死因であるとは限りません。
しかし、双極性障害Ⅱ型を患うことで
- 抑うつ状態が深刻で長引きやすく、自殺企図や自殺の可能性が高い
- 軽躁時の衝動的行動(無謀な運転・浪費・事故など)が命に関わる可能性がある
といったリスクが健康な人に比べて多少上がるのは否めない部分です。
とはいえ、笠井スイ先生の死因が公式に発表されていないので、故人の名誉のためにも死因の特定はしない方向でいけると良いでしょう。
ちなみに、笠井スイ先生は2025年6月末
と、新作を発表するために奮闘中ということを公にしていました。
しかし、同年9月2日には
と、体調不良であったことを告白した上で、このような投稿をしていたのです。
なかなかよくならない体調と、自分の中にある「描きたい!」という欲望。
その2つがうまく回らず、このような残念な結果になってしまったのかもしれません。
ご冥福をお祈りいたします。
笠井スイは結婚してる?子供は?

最後に、笠井スイ先生は結婚しているのか、子供はいるのかについて見ていきましょう。
笠井スイ先生、実は
と報じられています。

気になるパートナーの女性は沖乃青(おきの あお)さんです。
沖乃青さんは笠井スイ先生の訃報に伴って、以下のようなコメントを発表しています。
- いつまでも隣に居てくれると思っていた大事な人が、旅立ってしまいました
- ずっと私に温かい愛情をくれて、一緒にそばにいてくれて、大好きな人
- 人に優しくしあいたいと言っていた大事な人
- 強く、時に弱く、その内面は私よりもずっと大人に見えるのに子どもみたいな顔も持っていました
- いつも心を震わせてくれました
お互いにお互いのことを公の場で「妻」と呼び合っていた2人。
色々と思うことはあるでしょうが、とても素晴らしい関係性であることは確かです。
笠井スイ先生の訃報を知った今、沖乃青さんの心情は大丈夫なのか…心配ですね。
まとめ
今回の記事では、41歳という若さでこの世を旅立った漫画家・笠井スイ先生について見てきました。
完結していない作品があっただけに、突然の訃報はショックでなりません。
死因は公にされていませんが、やはり漫画家特有のストレスや不摂生があるのでしょうか…
気になるところです。
笠井スイ先生のご冥福をお祈りいたします。