パリオリンピックより新種目として加わった「ブレイキン」。
現在世界ランキング1位であるフィルウィザード選手についてご紹介します。
韓国出身の家族を持ち、現在はカナダに住んでいるフィルウィザード選手の経歴や恋愛事情まで、詳しく掘り下げてみましょう!
フィルウィザード(フィリップ・キム)のプロフィール
まずは、フィルウィザード選手のプロフィールから見てみましょう。
- 活動名:フィル・ウィザード
- 本名:フィリップ・キム
- 生年月日:1997年1月25日
- 年齢:27歳
- 出身地:カナダ
- 国籍:カナダ
- 身長:170cm
フィルウィザード選手は、韓国出身の両親を持つカナダ人です。
12歳のときに、カナダのN.O.N crewというストリートパフォーマンスを見てダンスを始めたフィルウィザード選手。
ストリートパフォーマンスを見たフィルウィザード選手は、家に帰ってすぐにYoutubeでブレイキンについて調べ尽くしたそう!
当時を振り返り、フィルウィザード選手は次のように語っています。
ブレイキンを初めて見たときに、今まで見たことがないものだった。大変で危険なスポーツだが、努力と挑戦がメンタルにもつながる。心技体がそろったスポーツだ。
親近感!実は親日家?
フィルウィザード選手は、日本に対して良い印象を抱いているといいます。
フィルウィザード選手がブレイキンを学んだ中には、日本人ダンサーのIsseiさんのダンス動画もあったそうですよ。
フィルウィザード選手は日本のブレイキンについても、
- レベルが高い
- 隠れた強い選手が多い
- 技術を盗みたい
と、最高の評価をしていました。
また、日本人ブレイキン選手で「シゲキックス」という名前で活動している半井重幸選手と交流があります。
一緒に写真を撮っていたこともあり、仲の良さを感じますね。
この写真のキャプションでは、半井重幸選手を「My brother」と表現しており、絆が深いことが窺えます。
ともにブレイキンという舞台で戦い、駆け抜けてきたライバルであり、有志なのでしょう。
フィルウィザード選手は日本を訪れる際、寿司やラーメンを食べたり、狭い路地に入ってみたりしながら観光を楽しむそうですよ。
直近では、2023年の年末に日本に来ていたようです。
仲間たちとともに日本観光を楽しむ姿が収められていましたよ。
活動名の由来は?
フィルウィザード選手は韓国出身の両親を持つため、本名を「フィリップ・キム」といいます。
しかし、ブレイキンの世界ではフィルウィザードとして有名ですよね。
実はこの活動名の由来は、フィルウィザード選手が初めて所属していたチーム名「Wizards」に関係しています。
海外で「フィリップ」という名前の人は「フィル」というニックネームで呼ばれることがあります。
当初、フィルウィザード選手は「Phil from the Wizards crew(ウィザーズのフィル)」という名前で活動していました。
それが名前として定着するようになり、現在はフィルウィザードとして競技をしているんですよ。
意外!?実はシャイボーイ
フィルウィザード選手は、人と一緒に過ごすよりも自分の時間が必要だと語るほどシャイな性格をしています。
自分の信念を信じ、ひたすらに努力することをモットーにしているそう。
12歳のときダンスに出会い魅了されてしまったのも、ダンスが彼にとっての自己表現になると感じたからなのでしょうか。
世界ランキング1位を獲得するのは、簡単なことではありません。
フィルウィザード選手は、ブレイキンという自分を表現できる生きがいに出会い練習に没頭してきたからこそ、今の結果につながっているのでしょう。
クールに見えて大の甘党!
フィルウィザード選手は、毎回の食事に甘いものをつけるほどの甘党!
焼き菓子やケーキ、アイスクリームなど、なんとも可愛らしいイメージの甘いものが大好きなのだそう。
日本に来たときはコンビニによく行くそうで、甘いケーキを買って食べることが多いと語りました。
「たくさん食べるので練習します!」と笑いを誘っていましたよ。
フィルウィザード選手にとって、過酷な練習もスイーツを食べることで気合いが入るのかもしれません。
日本のコンビニスイーツは世界的にも好評ですから、来日したときには思いきり堪能してほしいですね!
フィルウィザード(フィリップ・キム)の経歴
ここからは、フィルウィザード選手の経歴を見ていきましょう。
12歳でブレイキンに出会い、ひたすら勉強・練習を重ねてきたフィルウィザード選手。
フィルウィザード選手にとってブレイキンは「ダンス以上の存在」だといい、自身にアイデンティティを与えてくれた大切なものだと語りました。
フィルウィザード選手はブレイキンを通して、継続、努力、感謝の大切さを学んできたそう。
成功や結果のためではなく「自分らしいダンス」を気持ちよく踊ることを幸せに感じているのだとか。
そんなフィルウィザード選手がどのような道を歩んで、ブレイキンの世界ランキングで1位を獲得するまでになったのか、見ていきましょう。
両親の期待を捨ててブレイキンの道へ
フィルウィザード選手とブレイキンの出会いは12歳のときですが、その頃はまだブレイキンを仕事にすることまでは考えていなかったそう。
本格的にブレイキンを仕事にすると決意したのは、大学生の頃でした。
フィルウィザード選手はそれまで、大学で心理学を専攻していたそうです。
シャイな性格だというフィルウィザード選手は、人間の内面を学ぶことに興味があったのかもしれませんね。
学歴社会である韓国で生まれている両親の教育は厳しく、フィルウィザード選手は両親の期待に応えるために大学に入学します。
大学に何とか合格しましたが、それは両親がそうしてほしかったからです
大学に入学し学業に身を入れていたフィルウィザード選手でしたが、ブレイキンへの思いを断ち切ることはできなかったそう。
そして両親からの期待を捨てて、ブレイキンの道で生きていくことを決めたのです。
フィルウィザード選手は、自身の夢の1つとして次のように語っています。
僕の最大の夢のひとつは、子どもたちがブレイキンを見て”あれがやりたい”と言った時に”それではお金を稼げないからだめだよ”と両親に言わせないようにすることです。
参考:IOC公式サイト
「両親の期待を捨てた」とさまざまなメディアで表現されていますが、現在両親との関係は良好だそうですよ。
【2022年】世界ブレイキン選手権で優勝!
フィルウィザード選手は2022年、韓国・ソウルで行われた世界ブレイキン選手権で優勝を勝ち取っています。
自身はカナダ代表ではあるものの、両親の出身国ということで縁のある国・韓国。
そこで覇者となれたことは、フィルウィザード選手だけでなく家族全員にとって感慨深い出来事となったでしょう。
カナダ生まれ・カナダ育ちのフィルウィザード選手ですが、時に見せる仕草は韓国を感じさせます。
たとえば、フィルウィザード選手は韓国アイドルがよくするポーズとして知られる「指ハート」を披露することが多いようです。
笑顔がキュートで、指ハートも可愛いですね!
フィルウィザード(フィリップ・キム)彼女はいるの?
フィルウィザード選手は表現力だけでなく、新たな技を生み出すことでも評価されている選手。
そこで気になるのは
フィルウィザード選手はモテるの?
彼女はいるの?
ということではないでしょうか。
ブレイキンを踊る姿は圧巻でカッコいいですし、フィルウィザード選手はクールに見えてくしゃっと笑う笑顔が魅力ですよね!
しかし、フィルウィザード選手に現在彼女がいるという情報はありませんでした。
フィルウィザード選手のSNSを見ても、親密そうな相手とのツーショットはなし。
世界選手権やオリンピックなど数々の大会で功績を残していますから、今は競技に集中しているのかもしれません。
今後、幸せな報告が聞けると良いですね!
まとめ
カナダのブレイキン代表・フィルウィザード選手についてご紹介しました。
韓国にルーツのあるカナダ代表選手であるフィルウィザード選手は、キレキレのブレイキンを踊る強めのルックスがカッコいいですよね!
しかし、実際にはシャイな性格で甘党という可愛い一面もあり、女性ファンが増えそうな笑顔も印象的でした。
世界ランキング1位ということで注目されているフィルウィザード選手の、今後の活躍を応援していきましょう!